カーリースの審査基準と通過のポイント

カーリースのデメリットと回避策

カーリース契約には、必ず審査があります。この審査を通過しなければ、どんなに魅力的なプランを見つけても契約することはできません。審査で重視されるポイントを理解し、ご自身の状況に合わせて対策を講じることで、審査通過の可能性を大きく高めることができます。

審査で重視されるポイントとは?

カーリースの審査では、申込者の「返済能力」と「信用度」が最も重視されます 。具体的には、以下の点が総合的に判断されます。  

収入の安定性
年収、雇用形態(正社員か非正規か)、勤続年数などが確認されます 。安定した収入源があるか、今後も継続的に支払い能力があるかを見られます。  

既存の借り入れ状況
住宅ローン、自動車ローン、クレジットカードのキャッシングやリボ払い、その他の分割払い(携帯電話など)の残高がどのくらいあるか 。収入に対する返済負担率が高すぎると、審査に通りにくくなります 。  

信用情報
過去のクレジットカードやローンの支払い履歴、延滞の有無、債務整理や自己破産の記録などが信用情報機関(CIC、JICCなど)に登録されており、リース会社はこれを照会します

審査に落ちやすい人の特徴

年収が低い、または不安定
目安として年収200万円未満の場合や、非正規雇用、転職直後で勤続年数が短いなど、収入が不安定だと判断されると審査が厳しくなります 。  

ブラックリストに載っている
過去に長期延滞、債務整理、自己破産などの金融事故情報が信用情報機関に記録されている場合(いわゆる「ブラックリスト」状態)、審査に落ちる可能性が非常に高くなります 。  

リース料金が高額すぎる車を選んでいる
ご自身の年収に対して、月々のリース料金が高額すぎる車(目安として年間のリース料金総額が年収の3割を超える場合)を選んだ場合、返済能力を超えると判断され、審査に通りにくくなります 。  

既存の債務が多い
クレジットカードのリボ払い残高が多い、複数のローンがあるなど、収入に対して借入額が多い場合も審査に不利になります 。  

虚偽申告をしている
審査申込書に年収や勤続年数などの虚偽の情報を記載すると、ほぼ間違いなく審査に落ち、最悪の場合、法的トラブルに発展する可能性もあります 。

【賢い選び方】審査を通過するための具体的なコツ

用情報の把握と整理

審査に不安がある場合は、事前にご自身の信用情報を信用情報機関(CIC、JICCなど)に開示請求して確認しましょう 。これにより、金融事故情報の有無や、いつ情報が消えるかの目安を把握できます 。これは、ユーザーが審査プロセスに対して能動的かつ戦略的に関与することの重要性を示唆しています。自身の信用情報を把握することで、弱点を理解し、適切な対策を講じたり、審査に通りやすい会社を選んだりできます。不要なクレジットカードの解約や、キャッシング枠の解除、既存ローンの整理・完済なども有効です 。

車両の総支払額を抑える

審査対象となる金額を抑えることが、審査通過の最も効果的な方法です 。審査の核心は「返済能力」であり、その中でも「返済負担率(収入に対する借入・返済の割合)」が重要視されます。車両の総支払額が低ければ低いほど、月々のリース料金も下がり、結果的に返済負担率が改善されます。これは、申込者の収入や信用情報そのものを変えるよりも、審査対象となる「金額」を直接調整することで、リース会社にとってのリスクを最も直接的に軽減できるため、審査通過への強力な手段となります。初心者は、まず自分の乗りたい車やオプションを優先しがちですが、審査を通過するためには、まず「予算内で審査に通る車」を選ぶという逆転の発想が重要です。具体的には、

  • 月額料金が安いサービスを選ぶ 。  
  • 希望車種のグレードを下げたり、オプションを減らしたりする 。  
  • 新車ではなく中古車リースを検討する 。  
  • 頭金を支払うことで、リース総額を減らし、審査のハードルを下げられます 。  

連帯保証人や頭金の活用

収入が不安定な場合や、信用情報に不安がある場合でも、安定した収入を持つ親族などに連帯保証人になってもらうことで、審査に通りやすくなることがあります 。また、頭金を支払うことは、リース会社にとってのリスクを軽減し、審査を有利に進める効果があります 。  

独自審査のリース会社も検討

一部のカーリース会社は、信販会社を通さず独自の基準で審査を行ったり、複数の信販会社と提携して審査のチャンスを増やしている場合があります 。信用情報に自信がない場合でも、これらの会社であれば審査に通る可能性があります。例えば、「カルモくん」や「ニコノリ」などが挙げられます 。審査基準が異なる複数の会社に当たることで、一社で落ちても諦めずにチャンスを探せるでしょう。ただし、短期間に複数の会社に申し込みすぎると「申込ブラック」として審査に不利になることがあるため、注意が必要です 。信用情報機関には申し込み履歴が約6ヶ月残るため、やみくもな同時申請は避け、まずは1社で仮審査を受けるなど、慎重に進めましょう。これは、単に「審査に通る」だけでなく、「効率的に、かつ自身の信用情報に悪影響を与えずに」審査を進めるための重要な視点です。